粘膜切除術編
5~15mm程度の無茎性ポリープや一部の亜有茎性ポリープは、粘膜切除術の適応となります。
穿刺針をポリープの位置に合わせ、生理食塩水などの液体を注射して、浮かせます。
高周波電流を流せるスネアを浮かせたポリープの位置に合わせ、通します。
スネアで浮かせたポリープの茎部を縛り、高周波電流を流します。
高周波電流で発生した熱でポリープの茎部の止血と切除をおこないます。
把持鉗子を用い、ポリープを回収します。
大きいポリープは、穿孔や出血のリスクが高いため、注意が必要です。
日帰り処置の際には、クリップを用いて、穿孔や出血を予防します。
開業から現在まで、大腸ポリープの日帰り手術後の穿孔は経験していません。
ポリープのサイズが大きい時や大腸がんを疑った時は佐野病院の佐野先生にESDをお願いしています。
保険診療ではESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は入院での施術となります。
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