定期検査のススメ編
100個の大腸がんがあれば、99個の大腸がんは良性腫瘍の腺腫から悪性腫瘍の腺がんに変化したものです。
1個の大腸がんだけははじめから悪性腫瘍(デノボがん)の腺がんとして生まれています。
検査前の前処置・検査中の腸管蠕動・検査医の眼の影響はありますが、5mm未満の腺腫も発見できます。
はじめての検査や前回まで腺腫のなかった患者さんには、腺腫が見つかれば1~2年後のフォローアップをすすめています。過去に腺腫が見つかった患者さんには、腺腫が見つからなくても2~3年毎のフォローアップをすすめています。
当院で1~3年毎の定期検査を行っている患者さんに大腸がんが見つかるのは1000人に1~2人です。
定期検査を行っている患者さんに見つかる大腸がんはデノボがん(はじめから悪性腫瘍)だと考えています。
すべての大腸がんを予防できる訳ではありませんが、デノボがん(はじめから悪性腫瘍)以外のほとんどの大腸がんは定期的な大腸内視鏡検査で予防できる感じですね。
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