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裂肛根治手術(振分結紮法)編

本間棗軒の「瘍科秘録」に記載のある華岡青洲の痔核結紮術にヒントを得た裂肛根治手術です。
術後の障害が少ないこと、術後の瘢痕が柔らかいことが特徴です。

 

手術方法

1 局所麻酔薬(0.5%キシロカイン)を患部と患部周囲に注射します。

2 肛門ポリープを鉗子でつまみ、裂肛組織を肛門外に脱出させます。

3 肛門ポリープの内側から見張り疣の外側に針で2本の黒い絹糸を縦軸方向に通します。

4 裂肛組織を緊縛するように2本の黒い絹糸を横軸方向に結紮します(振分結紮)。

5 振分結紮を2回行い、裂肛組織を切除します(振分結紮・切除)。

6 結紮部より抹消の残存裂肛組織は1~2週間で壊死脱落します。

7 術後経過良好なら1~2か月で創傷治癒します。

 

術後経過

1 術後の痛みの感じ方には個人差があります。数日間の術後疼痛と数週間の軽い排便時痛が予想されます。

2 術後は患部からの数日間の浸出液や軽い出血と数週間の軽い排便時出血が予想されます。

3 術後の生活習慣や排便習慣が原因で予期せぬ肛門の腫れや創傷治癒の遷延を来たすことがあります。